初RYZEN!Ryzen3 3100&MSI B550-A PROレビュー

今まで3年ほどメインPCにPentium G4560マシンを使っていたのですが、ソフトウェアの進化と多コア活用が止まらないこの世の中で2コア4スレッドというスペックで使い続けるのは厳しいと感じ買い替えを検討しました。結果的にRyzen3 3100と廉価帯B550マザーを購入してかなり満足しているのでこれらを購入することにした理由やレビューをしていこうと思います。

Ryzen3 3100を購入した理由

CPUを選ぶ中で重視したのは

  • 予算が少なかったので安いこと
  • 将来的に交換できる魅力的な上位CPUがあること。また、それに対応した拡張性があること
  • 上位CPUに交換したらサーバー機に使いたいから省電力性が高いこと

です。
これらを重視してスペックや他の方のレビューなんかを調べていたところRyzen3 3100がいいのではと思い購入しました。

MSI B550-A PROを購入した理由

CPUの欄で話したように僕は将来的に上位CPUと交換したいと考えていたので、それに見合う拡張性があり比較的安価だったB550-A PROを購入しました。同価格帯マザボの中ではUSBポートが多めなのがいいです。

開封

地味に1万円超えのマザボを購入するのが初めてなので、さっそくパッケージの質感に驚いてます。
オープン!マザボ本体と保証書が現れました。
一旦本体と保証書をどかして、下にはバックプレートやSATAケーブル、ステッカー、ドライバーCD、説明書なんかが入ってます。
撮影で失敗して少々見づらいですがご了承ください
本体はこんな感じです。
質感をお伝えしたいのでアップの写真を。これまで使ってきたマザボの何倍も質感がいいです。基板は程よくマットなブラック、ヒートシンクはひんやりした金属感が伝わってきてとてもかっこいいです。メーカー公式サイトの写真より実物の質感がとてもよくてびっくりw

お次はCPUの開封を

なんでこの構図で撮ったんだろ🤔
パッケージはこんなかんじ。シンプルでいいですね。
シリアルナンバーらしきものが写ってたので一応マスクしてます。調べた感じQRコードもシリアルらしい
内容物は写真の通りでCPU本体やステッカー、説明書、CPUクーラーが入ってました。
付属のCPUクーラーは写真のようにかなりしっかりした作りになってます。最初からグリスが塗布されていました(ちなみに最初から塗布されているグリスを使うとすっぽんしやすくなるという噂を聞くので気になる方は別のグリスを使ったほうがいいかもしれません。僕は気にせずそのまま使いましたがw)

組み立て

※今回はケースには組み込まず”まな板運用”するのでケースに組み込む方法は書かないのでご了承ください。
ではさっそく組み立てに入ります。
まずは元メインPCからNvme M.2SSDを移植します。SSD付属のヒートシンクを付けたままマザボのヒートシンクも使います。

今回はM2_1スロットに取り付けるのでまずはこのヒートシンクを両端のネジを外して取り外します。裏面のサーマルパットには保護フィルムが貼ってあるので剥がし忘れないようにしましょう。 SSD本体は30°ほど傾けてスロットに挿入してから、スロットのない側を押さえてネジ止めします。
写真のような状態になればOK! ヒートシンクを取り外したときの逆の手順で取り付けます。
念の為横から見てSSD本体とヒートシンク(サーマルパッド)が密着していることを確認しましょう。 お次にCPUの取り付けですが、写真を撮り忘れてしまったので文章でお送りします🙇文章では伝えづらいのでAM4ソケットにCPUを取り付ける方法を解説されている別サイトさんをご覧になることをおすすめします。 まずCPUソケット横の金属棒を外側に広げてから上にあげます。次にCPUソケットとCPUの三角マークを合わせてCPUをソケットに載せます。金属棒を先程の逆の手順でもとに戻してCPUがしっかり固定されているのを確認すれば取り付け完了です。 次はCPUクーラーを取り付けていきます。今回は付属クーラーを使います。
付属クーラーはネジ止めなので、マザボに最初から着いているこの爪止め式クーラー用固定具を外します。固定具両端のネジを外して取り外せばOK。マザボ裏のプレートはそのまま使います。
後はCPUクーラーを向きを合わせて被せてネジ止めすれば取り付け完了です(僕はここでめちゃくちゃ時間を掛けてしまいました。ネジが短くてなかなかしっかり締まってくれなかった😖)
次にメモリを取り付けます。今回は1枚だけの取り付けだったのでMSI公式サイトの取扱説明書を見てDIMMA2スロットに取り付けました。取り付けはスロット片側のレバーを外向きに広げてメモリの切り欠きを合わせて押せば完了です。 次にグラボの取り付けですが、PCIE*16スロットに挿すだけなので説明は省略します。今回はPCIE_E1スロットに取り付けました。 最後にコネクタ類の配線をします。これも、CPUファンやケースファン、CPUの電源、グラボの電源、SATAドライブの電源とSATAケーブル、電源ボタンなどを配線するだけなので省略します。

ベンチマーク

軽くベンチマークしていきます。今回はCinebench R15とCinebench R20でベンチマークします。PCのスペックは以下のとおりです。都合でしっかりした比較にはなっていないので参考程度によろしくおねがいします。 RYZEN3 3100マシン
[CPU] Ryzen3 3100
[RAM] DDR4 2400 8GB
[GPU] GTX 770 2GB
[MB] MSI B550-A PRO [SSD] ASX8200PNP-512GT-C(Nvme 512GB)

Pentium G4560マシン
[CPU] Pentium G4560
[RAM] DDR4 2133 4+8GB
[GPU] Onboard [MB] AsRock B250M-HDV
[SSD] ASX8200PNP-512GT-C(Nvme 512GB)
さっそく結果をどうぞ

R15,R20どちらでもRyzen3 3100の方が2.6倍以上スコアが高いです。一昔前のCore i7くらいのスコアが出てますし、これだけスペックが上がってくれれば個人的には満足です。

使ってみた感想

1.3万円でこのスペックのCPUが買えるというのはかなり衝撃的です。ハードウェアアクセラレーション無しでもYouTubeの4K動画を安定再生できるようになってとても快適です(4Kモニタ持ってないから意味はない)
ちなみに現在このマシンをメインで使ってますがやはりメモリ8GBだと少なく感じることが多いですし、Ryzenは高クロックメモリと組み合わせた方がスペックが上がるらしいので早いうちにDDR4 3200で容量大きめのメモリに交換したいと考えています。最近のGPUの値上がりが収まって安定購入できるようになればGPUも交換して重めのゲームなんかもプレイしてみたいです。ちなみに、今回MSI製マザボのUEFIを初めて使いましたがUIがいまいち使いづらかったので個人的には今まで使ってきたAsRock製マザボのシンプルなUEFIのほうが好きでした(ここは好みで分かれるところですが…)
結論ですが、Ryzen3 3100は外付けのGPUが必須なのがネックですがRyzenが使ってみたい&安価にそこそこなスペックのPCを組みたい人にはおすすめできるCPUだと思いました。B550-A PROはB550マザボの中では廉価帯ですが拡張性にすぐれているのでマザボ直付のLED装飾なんかが必要なければおすすめできます。


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